69歳の直ちゃんです。
昨日もコートの上で「ウー」「アー」と声を出して、感情をあらわにしてきました。
昨日は雨が降っていたので、テニスレッスンに行くのに、自転車じゃなくて、電車で一つ先の常盤平駅まで行きました。
で、電車に乗って気がついたんです。
車内はみんな、一様に仕事で疲れた顔をしています。
スーツの人、制服の人、スマホを見つめて動かない人。
その中に一人だけ、短パンにTシャツで、テニスバッグを担いだ69歳。
私です。
帰りの電車も、まったく同じ光景でした。
違うのは、私の顔だけが、行きよりさらにゆるんでいたことくらいです。
申し訳ないような、ありがたいような、なんとも言えない気持ちになりました。
みなさんが働いてくれているおかげで電車が動いていて、そのおかげで私は雨の日でもテニスに行ける。
それなのに私は短パンです。
でも、そのうちに、ただただ「幸せだなぁ」と思えてきました。
というのも、私の年齢になると、まわりはみんなフレイル体操です。
フレイルというのは、年をとって心や体の元気が少しずつ落ちてきた状態のことで、
そうならないように、椅子に座って足を上げたり、かかとの上げ下げをしたりして、
なんとか筋肉を保とうとするわけです。
とても大事なことです。本当に大事なこと。
ところが私はというと、コートの上で「悔しい!」なんて言いながら、
決まったと思ったスマッシュをネットにかけて、ウーだのアーだの言っているんです。
同じ「筋肉を保つ」でも、入り口がずいぶん違います。
つまり私の場合、フレイル予防は副産物です。
目的は、ウーとアー。
考えてみると、順番が逆なんですよね。
健康のためにやっているんじゃなくて、楽しいからやっていたら、ついでに筋肉がついてきた。
だから続いているんだと思います。
健康のためだけだったら、たぶんとっくにやめています。
3年くらい前、週に3回通ってもぜんぜん上手くならなくて、
「テニス、ときめかないから、もうやめようかなぁ…」と思っていました。
あのとき本当にやめていたら、今日のこの電車には乗っていないわけです。
短パンで、ラケットを担いで、ひとりだけ違う方向を向いている69歳には、なれなかった。
週に1回に減らしたあの判断、われながらファインプレーでした。
テニスのファインプレーは、いまだにあんまり出ませんけど。
本当に、趣味にテニスをやってきてよかったなぁと思います。
次のレッスンも、たぶん悔しい。
でも、雨でも行きます。
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