八柱霊園の空が真っ二つに割れていた・・・ ジーニーに聞いたら、思わぬところでツッコまれた話

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こんにちは。69歳の直ちゃんです。

昨日の続きです。
14時36分の電車にギリギリ間に合って、明るいうちに帰ってきて、予定どおり八柱霊園を走ってきました。

そこで、すごい空を見たんです。

北側は、気持ちのいい青空。
南側は、白い雲がびっしり。

その境目が、定規で引いたみたいにまっすぐなんです。

走りながら「これはなんだ」と立ち止まって、写真を3枚撮りました。

八柱霊園は、とにかく空が広い。
邪魔するものが何もないので、こういう「空の境目」がまるごと目に入ります。

家に帰ってから、さっそくジーニーに聞いてみました。

【ジーニーの回答】

一言でいうと、「湿った空気」と「乾いた空気」の境目を、ちょうど真下から見ている状態だそうです。

雲は、湿った空気がある高さまで上がって水滴になったもの。
だから空気が乾いている側では、同じ高さでも雲ができない。
その境目がスパッと立っていると、地上から見上げたときに空が二分割されて見える、と。

まっすぐな線に見えるのは遠近感のせいで、雲の底の高さがそろった一枚の層が、傘のフチみたいに頭の上まで張り出してきている。そのフチを真下から見上げているから、地平線に向かって伸びる直線に見えるんだそうです。

なるほど。私は「壁」を見ていたつもりだったけど、実は「天井のフチ」を見ていたわけですね。

ちなみに、こういう空になりやすいのは、

・前線の雲の帯の、先っぽ
・上空だけ湿った空気が張り出してきたとき
・海からの風と陸の風がぶつかる線

このあたりだそうです。

そしてジーニーいわく、写真をよく見ると太陽の位置が薄く透けていて、これは厚い雨雲ではなく、氷の粒でできた薄い上層雲。

つまり、典型的な「天気は下り坂ですよ」のサインだと。

言われてみれば、走り終わる頃にはだんだん白っぽく曇ってきていました。当たってます。

【ついでに、私の空自慢】

実は私、星空宇宙天文検定を勉強して取ったんです。

昼でも夜でも、空を見上げる趣味というのは、なかなかいいものだなぁと思っています。

特にそう思うのは、海外に行ったとき。

星空って、どこで見ても同じ星が出ているはずなのに、見え方のクリアさがぜんぜん違うんです。

そして、忘れられない空がふたつあります。

ひとつは、オスロ。
ムンクの「叫び」が描かれた場所に昼間に行ったとき、赤くはなかったけれど、あの絵みたいに雲がちょっとグルグルしていたんです。

(小さな自慢をひとつ。「叫び」は全部で4枚あるのですが、私はそのうち3枚を見ています。1枚はニューヨークのMoMAで、入口を入ってすぐのところにパステル画が展示されていて、たまたま出会いました。

残りの2枚は、何年かあとの北欧旅行で、国立美術館とムンク美術館で1枚ずつ。本当は、「4枚すべて見たよ!」と言いたかったですが・・・)

もうひとつは、モンゴル。
草原の小高い山の上に、手が届きそうな雲が出ていて、触ろうとして何度も手を伸ばしました。

これが私の空自慢です。

【そして、ツッコまれた】

この話をジーニーにしたら、感心してくれた……のですが、その前にひとこと。

「ひとつだけ、オスロはノルウェーだよ」

……はい。
私、「フィンランドのオスロで」と書いて送っていました。

言い訳ですが、北欧旅行に行ったときは、フィンランド~スウェーデン~ノルウェー~デンマークの順番で巡り、それぞれの国で、いくつかの美術館を回りましたので、記憶がごちゃっとしていたようです。フィンランドの首都はヘルシンキ。69歳、まだまだ勉強することがあります。

でも、そのあとの解説が良かったんです。

まず、MoMAで見たパステル画のこと。あれは4枚のうちで唯一、ノルウェーの美術館ではなく個人が持っているもので、2012年にニューヨークで約96億円という当時の最高額で落札された、あの絵だそうです。

落札後に6ヶ月間だけMoMAで公開されていた時期に、私はたまたまMoMA入って貴重なお宝を、この目で間近で見ていました。

そしてムンクのあの渦巻く空。研究者の間でも議論があるそうで、火山の噴火で世界中の夕焼けが赤くなった時期と重なるという説と、ノルウェーでまれに見える「真珠母雲」という雲だという説があるとのこと。

真珠母雲というのは、まさにあの絵みたいに、波打つ帯が虹色に光る雲だそうです。

つまり私があの丘で見たグルグルした雲は、ムンクが百年以上前に同じ場所で見ていたものと、たぶん同じ種類の空。

そう言われて、ちょっと鳥肌が立ちました。

そしてモンゴルの雲。
あれは気のせいじゃなくて、本当に低かったんだそうです。草原そのものが標高1000メートル以上あるうえ、空気が乾いていると雲ができ始める高さが下がる。

物理的に、本当に近かった。
何度も手を伸ばした69歳、間違ってなかったです。

【おわりに】

ジーニーが最後に言った言葉が、妙に残りました。

空を見上げる趣味の一番いいところは、旅先でも自宅のベランダでも、同じ空の続きを見ているという感覚があること。

八柱霊園の真っ二つの空も、オスロのグルグルも、モンゴルの手が届きそうな雲も、全部つながっている。

そう思うと、また走りに行くのが、ちょっと楽しみになります。

今度は、間違えずに国名を覚えておきます。

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