Eテレで、朝6時55分からやっている「0655」という5分番組があります。
その中で、いま夏の歌として流れているのが「あるヤドカリの唄」。
BEGINの比嘉栄昇さんが、三線(さんしん)に合わせてゆる〜く歌う、なんとも力の抜けたいい歌です。
その歌に合わせて流れる映像が、真っ白な貝がらを背負った小さなヤドカリでして。
これがもう、かわいらしいのなんの。
そして、テレビを見ながら思い出したんです。
「あれ? このヤドカリ、会ったことあるぞ…」
そうです。6年半ほど前、石垣島の川平湾(かびらわん)で出会った、あの真っ白なヤドカリにそっくりだったんです。
■ 石垣島に行ったのは、マラソンのためでした
2020年の1月、私は初めて石垣島に行きました。
目的は観光…ではなく、石垣島で開催されるフルマラソンに出場するため。
5日間ほど有給休暇をとって、いそいそと出かけました。
石垣空港に着いて、予約していたレンタカーを借りて、島の観光スポットを左回りにぐるっと1周。
その途中で立ち寄ったのが、川平湾でした。
■ 「どこから撮っても絵になる」川平湾
川平湾は「石垣島の風景ベスト1」と言われるだけあって、それはそれはキレイなところでした。
駐車場にクルマを停めて、川平公園の中を通って砂浜へ降りていく歩道を歩いていくと、木陰の間から海がチラチラ見えてきます。
もうその時点で、「どこからでもステキな写メが撮れる」場所だと分かります。
階段を降りて砂浜に着くと、今度は上から見下ろすのとは違って、海面と同じ高さの目線。
これがまた「ザ・南国」という景色でして、私はしゃがみこんで、パチリ、パチリと写メりまくっていました。



■ 白い貝がらが、もぞもぞっと
ふと、足元を見たときです。
1〜2cmくらいの、真っ白な小さい貝がらを見つけました。
「へぇ、この砂浜にはこんな巻き貝がいるんだ…」
なんて思って見ていたら…
もぞもぞっ。
動くんです。
「えっ…、これヤドカリ?」
そっとつまんでみると、すっと足を貝がらの中にしまって、だんまり。
しばらく手のひらに乗せておくと、また足を出して、もぞもぞと動き始めるんです。
出ては引っ込み、引っ込んでは出て。
なんだかそれが可愛くて可愛くて、いい大人(当時63歳)が砂浜にしゃがみこんで、ずーっと見ていました。

■ 沖縄の夏が、朝の茶の間にやってきた
あの日の白いヤドカリと、テレビの中の白いヤドカリ。
6年半の時間をこえて、朝の茶の間で再会したような気分になりました。
「あるヤドカリの唄」、YouTubeで検索すると見られますので、ぜひ聞いてみてください。
比嘉栄昇さんの歌声と三線の音色を聞くと、「あぁ、沖縄の夏だなぁ〜」という気持ちになります。
そんな思い出がよみがえった、朝6時55分のお話でした。
【あわせて読みたい】



コメント