暗号みたいなお品書きを、指でなぞって読んだ夜 ― 69歳、日比谷ろくさん亭で大人のデート

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こんにちは、69歳の直ちゃんです。

9月22日(火)、シルバーウイークのお休みの日。
可愛いHちゃんと、東京ミッドタウン日比谷に今月オープンしたばかりの
「日比谷ろくさん亭」へ行ってきました。

でもその前に、この日は私にとって、もうひとつ大事なイベントがありました。
そう、「直ちゃんの駅ピアノ発表会」です🎹

今日は、
①上野駅の駅ピアノで度胸試し
②日比谷ろくさん亭の「長月の会席」
③ペニンシュラホテルの「ピーター」で締めくくり
という、欲張り三本立てでお届けします。

■その1 上野駅の駅ピアノで、ドッキリ発表会

18時15分、松戸駅でHちゃんと待ち合わせ。
そのまま上野駅構内の駅ピアノへ向かいました。

ところが到着すると、すでに女性の方が弾いていらして、これがもう、ちょ~お上手。

私の心の中では、さっそく二人のじいさんがケンカを始めました。

逃げたいじいさん「まずい…。あのあとに弾くのか?今日はやめとこうよ」
見栄っぱりじいさん「何言ってるんだ。Hちゃんに『ドッキリ⁉️私のピアノ発表会をします』って、もう言っちゃったじゃないか」

…はい、もう後には引けません。

女性の方が弾き終わったあと、近くにご家族連れの方がいらしたので
「弾かれますか?」と声をかけてみたら、弾かれないとのこと。
いよいよ私の出番です。

おもむろに座って、弾いたのはサティの「ジムノペディ」。
顔だけは平静を装っていましたが、中身はあいかわらずのド緊張。
正直、うまくは弾けませんでした。

それでも、ヘタな私の演奏をHちゃんに聴いてもらえたのが、うれしかったんです。

しかも演奏中、うしろから「かっこいい~」という声が聞こえてきて、
弾き終わったあとには「ステキですね」と声をかけてくださった方も。
「ありがとうございました」と、しっかりお礼を言いました。

上野駅を出るとき、Hちゃんに
「これでもう、すっきりした!あとはそば懐石を存分に楽しむぞ!」
と宣言。肩の荷がおりると、おなかって空くものですね。

■寄り道:11月のハーフマラソンの下見

有楽町駅に着いたら、予約の時間までまだ少し余裕がありました。
そこで、11月に皇居でハーフマラソンを走るときに使う、着替えやシャワーのできるお店を歩いて探してみることに。

結果は…見つかったような、でもあのお店ではなかったような…。
なんだかスッキリしない結末でしたが、日比谷公園のまわりをうろうろしているうちに、ちょうどいい時間に。
いざ、お店へ向かいます。

■その2 日比谷ろくさん亭へ

お店は、Hちゃんがすぐに見つけてくれました。
東京ミッドタウン日比谷の3階です。

この日比谷ろくさん亭、あの「和の鉄人」道場六三郎さんの「銀座ろくさん亭」の流れをくむ、
蕎麦を軸にした新しい蕎麦割烹のお店。
9月11日にオープンしたばかりなんです。

実はこのお店に行くきっかけをくれたのは、
私が毎月通っている松戸の「懐食みちば」の皆さん。

みちばの大竹料理長から
「気合の入っている9月中に、ぜひ行ってみてください」
と言われ、フロアーマネージャーの桜井さんからもおすすめしていただきました。

みちばの皆さんがそこまで言うなら、間違いない。
そんなステキなところなら、ぜひHちゃんと行きたい!と思って、お誘いして予約したのです。

入口にいらした男性の方に
「予約の太田です。鮫島さんですよね。松戸みちばの桜井さんからご紹介いただいて来ました」
とお伝えして、いざ入店。

外観はすっきり、店内は木のぬくもりがあって落ち着いた雰囲気。
大きな声を出さなくても会話がちゃんと届く、大人のためのお店だなぁと感じました。

■まずは、えびすの生ビールで乾杯

歩き回ってのどがカラカラだったので、最初はえびすの生ビールで乾杯🍺
泡のきめがとにかく細かくて、まるで生クリームみたい。
ひと口目で、上野のド緊張がスーッと溶けていきました。

■お品書きは「暗号」でした

席に置かれていたのが、この手書きのお品書き。
ただ、これがまた達筆すぎるうえに、難しい漢字だらけ。

お料理が出るたびに、Hちゃんと二人で、暗号を解読するように
「このお料理は…」と、指でなぞって読み上げていました。

私は、これは、これで、「二人の共同作業!」なんて思って楽しく読んでましたが、Hちゃんには、「ウザッ…」なんて思われてたかもしれませんけどね。

もちろん、お料理が運ばれてくるたびに、お店の方がていねいに説明してくださいます。
でも、すぐ忘れちゃうんですよね…69歳ですから😅

読者の皆さんのために、解読した結果を書いておきますね。

―――――――――――――
長月の会席

先ずは一品
 からすみ蕎麦 峰打ち大根 茗荷 刻み葱 チーズ

前菜
 干し無花果とアボカド 南瓜の冷やしクリーム白和え ザクロ セルフィーユ
 蕎麦掻き揚げと鴨ロース低温煮 大根おろし 柚子胡椒

酒肴
 西京チーズの黄金焼き 湯葉豆腐とかぐら味噌
 那珂川の鮎一夜干し 小鯛笹漬の菊花〆
 鮑の串焼き 腸醤油 ばら干し海苔

御椀
 名残り鱧と寄せ木の子 清汁仕立て
 いんげん しめじ 梅肉

合わせ盛り
 鮮魚二種盛り 塩しゃぶ仕立て あしらい一通り
 ヒマラヤの岩塩 ひすい山葵
 とまとの姿焼き 生姜あん 鶏肉 玉葱 帆立 八色椎茸
 海老の津軽揚げ 一塩 柑橘

強肴
 黒毛和牛内もも 亀の子ロースト 玉葱と貝われ リーフレタス
 黒にんにくソースと胡麻だれ

食事
 粗挽き二八蕎麦 命の出汁で作るつけ汁

水菓子
 季節のシャーベットと果物あんみつ仕立て

令和八年九月吉日 日比谷ろくさん亭
道場六三郎 料理長 舘野雄二
―――――――――――――

お品書きの右下に押された落款は「道場」。
ああ、本当にあの道場六三郎さんのお店なんだなぁと、ちょっとジーンとしました。

■先ずは一品「からすみ蕎麦」

いきなり、からすみとチーズを蕎麦に合わせるという、攻めた一品。
赤い大胆な柄の器も華やかで、「これから始まるぞ」というワクワク感がありました。

■前菜と酒肴

手前左が、蕎麦掻き揚げと鴨ロースの低温煮。
手前右が、干し無花果とアボカド、南瓜の冷やしクリーム白和え。ザクロの赤がかわいい。

奥の舟形の器が酒肴。
湯葉豆腐にかぐら味噌、那珂川の鮎の一夜干し、鮑の串焼き、西京チーズの黄金焼き、
そして黄色い菊の花の〆。
これだけで、日本酒が何杯でもいけちゃいます。

■日本酒は八海山、そして剣菱

ビールのあとは八海山で乾杯。
Hちゃんの青い切子グラスには、お月さまとうさぎの模様。
長月らしい、お月見の季節の演出に、思わずニッコリ。

続いては剣菱。
升の中にグラスを置いて、なみなみと注いでもらいました。

■御椀「名残り鱧と寄せ木の子」

ふたを開けた瞬間、黒い塗りのお椀に黄色い菊の花びらが浮かんで、思わず「わぁ」と声が出ました。
夏の終わりの「名残り鱧」と、秋のきのこ。
季節の変わり目を、お椀ひとつで味わわせてもらった気分です。

■今日いちばん感動した「合わせ盛り」

ここが今回のハイライト。

写真の右側、すだちがのっているピンク色の四角いものが、ヒマラヤの岩塩。
この岩塩にすだちをしぼって、その上で鯛の切り身をしゃぶしゃぶのように振り、
岩塩の塩味でいただくんです。

これが、おいしいのなんのって。
お醤油とはまったく違う、まろやかな塩気とすだちの香り。

しかも、岩塩の上に置いてあった小さなビニール袋。
何かと思ったら、この岩塩を持ち帰るための袋なんです。
なんとも粋なおもてなしですよね。

お刺身のお皿の奥にある小さなグラスには、すりおろしたわさびが入っていて、
香りが飛ばないように和紙で封がしてありました。
真ん中の黄色いかたまりは、菊の花びらを固めたもの。
細かいところまで、いちいち心がこもっています。

海老の津軽揚げは、ぷりっぷり。

とまとの姿焼きは、まるごとのとまとに生姜あん。
つやっつやで、宝石みたいでした。

■強肴「黒毛和牛の亀の子ロースト」

黒毛和牛の内もも。
黒にんにくのソースと、胡麻だれの2種類で楽しめます。
どっちがおいしいかHちゃんと言い合ったけど、結局「どっちも」で決着しました。

■〆はやっぱり、お蕎麦

蕎麦割烹ですから、最後はもちろんお蕎麦。
粗挽きの二八蕎麦を「命の出汁で作るつけ汁」でいただきます。
この名前だけで、もう、おいしい。

■水菓子

最後は季節のシャーベットと果物のあんみつ仕立て。
ミントの緑がさわやかで、おなかいっぱいでも、スルッと入りました。

■日比谷ろくさん亭は、こんな方におすすめ

お料理はどれもおいしくて、器も盛りつけも見ていて楽しい。
お店はオシャレで落ち着いていて、ゆっくり会話ができる。

ご夫婦でのお食事や、大人のデートに、心からおすすめしたいお店です。

大竹料理長、桜井さん、ステキなお店を教えてくださって、本当にありがとうございました。
「気合の入っている9月中に」という言葉の意味が、よーく分かりました。

 お店:日比谷ろくさん亭(日本料理・蕎麦割烹)
 場所:東京ミッドタウン日比谷 3階
 オープン:2026年9月11日

■その3 ペニンシュラの「ピーター」で締めくくり

お店を出て、21時20分。
せっかくなので、すぐ近くのザ・ペニンシュラ東京へ。

まずはロビーの大きなアートの前でパシャリ。

次に、バー「ピーター」の前でパシャリ。
紫の光の中にキラキラした木が並んでいて、まるで別世界。

私はジントニック、Hちゃんはオレンジジュース。
今日一日のことを、あれこれ振り返りながら乾杯しました。

22時10分にお店を出て、日比谷から千代田線で松戸まで30分。
電車の中でもずーっとおしゃべりして、あっという間に着いてしまいました。

■おわりに

駅ピアノでドキドキして、
お品書きの暗号を二人で解読して、
岩塩の上で鯛をしゃぶしゃぶして、
紫の光の中でジントニック。

69歳。
生きてると、こんなに楽しいことがあるんだなぁ。
そう心から思った、シルバーウイークの休日でした。

Hちゃん、付き合ってくれてありがとう。

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AI直ちゃんもやっています

パソコンやスマホで「これ、どうやるんだろう」と思ったら、のぞいてみてください。69歳の私が先につまずいて、転んで、起き上がった記録が置いてあります。

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コメント

  1. ぶうすか より:

    幸せが文字に溢れています💖良かったね✨