昨日も、月に1度の贅沢として、松戸の「懐食みちば」に行って来ました。
7月の「文月(ふみづき)の夜席」は、鮎(あゆ)に軟甲蟹(なんこうがに)、とうもろこしと、いよいよ夏本番!を感じさせてくれる、にぎやかな夜席でした。
お店に入って、まずは入口の大きな活け込みをパチリ。ひまわりにアリウム、白いアルストロメリア、濃い赤のカーネーション…夏らしい、元気で色とりどりのお花です。

席に着くと、テーブルには涼しげな「ルリタマアザミ」。まん丸で、青紫のトゲトゲが、いかにも夏!って感じで、見ているだけで涼を運んでくれます。

今夜は、ご一緒した美の伝道師のSさんからのオーダーもあって、久しぶりにシャンパーニュの「ドラピエ(カルト・ドール)」を開けました。

シャンパングラスに注がれたドラピエの色を眺めて、香りをかいで、口に含むと…アワが口の中で運動会をするみたいに、はしゃいでました。それを楽しみながらゴクリ。最初の一口は、もう最高の美味しさでしたよ。

本日のお品書きです。

【座付・先附】
「引き立ての一番出し」
雑味のない旨さって、こういうのをいうのかなぁ…と、あらためて思いながら、いただきました。これから始まる最高のひと時の、幕開けの一杯です。
【健 菜】
「茄子の煮びたし」
海苔とねぎをのせて、上品なお出汁で。目にも涼やかで、胃がやさしく目を覚ましてくれる感じです。

【前 菜】
〇 もずく酢
〇 枝豆
〇 鮑(あわび)旨煮
〇 どじょう唐揚
〇 黄金チーズ
この中で驚いたのが「どじょうの唐揚げ」。じつは、初めて食べました。泥臭さもなく、歯応えがあって、噛めば噛むほど、ほんの少し苦みのある味わいが出てきて…これがシャンパーニュによく合うんです。

【御 椀】
〇 相並(あいなめ)、椎茸、みつば
このお椀をいただいているときに、大竹料理長から、江戸時代の「あいなめ」にまつわる、なんとも妖艶な?お話を聞かせてもらいました。…ブログには、とても書けない内容なんですが(笑)、おかげで私の中で「あいなめ」という言葉は、死ぬまで忘れられない言葉になりました。

【お造り】
〇 本日一番魚 三種盛り
・中トロ
・ハモの炙り
・北海道の水蛸(みずだこ)
ハモは、大人になってから食べるようになったお魚で、正直、まだよく味がわからないんです。ただ、季節のものですし、口にすると、なんとなく京都を連想しますね。

【揚 物】 ← 今夜のNO.1!
〇 軟甲蟹(なんこうがに)唐揚、酢取りあん
このワタリガニの唐揚げ、見た目から「固そうだなぁ」と思っていたら…全然かたくない! びっくりして大竹料理長にお尋ねしたら、これはカニが脱皮した直後に捕まえて、すぐ冷凍したものなんだそうです。だから皮がやわらかい。脱皮して1時間もすると、もう甲羅が固くなって、素揚げでは食べられないんですって。いや〜、勉強になりました。味も食感も、今夜の一番でした。

【煮 物】
〇 鮎(あゆ)そうめん、茄子、オクラ添え
つるりとしたそうめんに、夏野菜。涼やかな一品です。

【強 肴】
〇 新蓮根田楽焼き
〇 合鴨ロース ほか
お肉料理には、やっぱり赤ワイン。カリフォルニアの「ベリンジャー(カベルネ・ソーヴィニヨン)」を合わせました。合鴨のロースに、夏野菜を添えて。赤ワインのコクが、じつによく合うんですよね。


【御食事】
〇 とうもろこしの釜飯、赤出汁、香の物
そう、ここまで、シャンパン、赤ワインと飲んで、いろいろなお料理をいただいてきましたが…最後は、やっぱりご飯が食べたくなるんですよね。とうもろこしとバターの香りが、ふわ〜っと立ちのぼって、もう一段と食欲をそそられました。


うれしくて、浴衣姿で、思わずこの笑顔です(笑)

【水菓子】
〇 季節のデザート(和の一品&フルーツのジュレ)
白い和のプリン(杏仁豆腐のような一品)と、キウイやスイカの入った、季節のフルーツのジュレ。プリンのほう、名前を忘れちゃったんですが(笑)、以前にも食べたことがあります。少し甘めの味わいに、上にのったブルーベリーの酸っぱさがコラボして、これがまたいいんです。満腹、満腹といいながらも、デザートは別腹で、スゥ〜っと入っちゃうんですよね。

そして、最後のお酒。「デザートワインって、無いですよね?」なんて話していたら、フロアマネージャーの桜井さんが、「日本酒ですが、これなんかいかがですか?」と持ってきてくれたのが、木戸泉酒造(いすみ市大原)の「AFS ゼロ(アフス ゼロ)」。


なんでも、55年前の大阪万博がきっかけで生まれたお酒で、2025年の大阪・関西万博の年にリニューアルされたのだとか。旨味と酸味が心地よくて、デザートの締めにぴったりでした。…そういえば5月にも、大竹料理長と万博の話で盛り上がったなぁ、なんて思い出しました。
〇 おまけのお話し
じつは今までは、ブログ用に、お店の「おしながき」の余白に感想を書いていたんです。でも余白も限られていて、なかなか上手くメモできませんでした。
そこで今回は、「懐食みちばブログメモ」なるものを横に置いて、「今夜こそ食レポをメモるぞ〜!」と意気込んでお店に入りました。ところが、私がそれをテーブルの横に置いたものだから、ホールマネージャーの桜井さんからは「それは、なんですか?」、大竹料理長からは「ミシュランの評価表ですか?」なんて、みなさんからからかいの声が(笑)。
私的には、これで食レポは完璧!なんて思っていたんですが…メモが横にあることで、すっかり安心しちゃって、結局、食事が終わってから見返したら、ほとんど何も書いてない…。まあ、こんなものですね(笑)。
でも、今回はカウンター席のお客さんが少なかったおかげで、大竹料理長とたくさんお話ができて、本当に楽しかったです。毎月通っていますが、毎月新しい発見と感動があって、いいお店に出会えたなぁと、あらためて思う、最高の夜でした。
みなさんの中で、まだ松戸の「懐食みちば」に行かれたことのない方がおられましたら、だまされたと思って、一度予約して行ってみてください。
きっと、思い出に残るひと時が過ごせますよ〜 (#^.^#)

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