ひかり号のつもりが、こだま号 ―「アホか!!」から始まった69歳の帰省

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こんにちは、69歳の直ちゃんです。

10月10日(土)から12日(月)まで、三重県長島町の実家に帰省していました。
真ん中の11日(日)の同窓会のお話は、別の記事に書きました。
今日は、その前と後のお話です。

ふりかえると、この3日間は、楽しいことが雪だるま式に増えていきました。
ただし、スタートは、つまずきからです。

■ 10日(土)ひかり号のつもりが……

14時30分に仕事が終わり、うきうきしながら東京駅へ向かいました。
東京スカイツリー駅でも、北千住駅でも、ちょうど電車に乗れて、順調そのもの。

「上野駅で、駅ピアノを弾いてから行こうかなぁ」

とも思いましたが、それほどの時間はないし、お土産の東京バナナも買わないといけません。
まっすぐ東京駅へ向かいました。

東京駅のインフォメーションで、東京バナナのお店を聞いて、無事にお土産をゲット。
私は「休日倶楽部」のきっぷなので、のぞみ号には乗れません。
予定していたのは、15時33分発のひかり号。14番線です。

ホームに行くと、もう結構な人が並んでいて、停まっている車両の表示は「こだま」。
隣りの15番線には、のぞみ号が入ってきて、「回送になります」との放送。

「なるほど、先に出るのがこだま号で、次がひかり号だな」

5号車から、ちょっとすいていそうな3号車まで歩いて、列に並びました。
ただ、そこからは、列車の行き先が出る掲示板が見えません。

そして15時33分。
さっきから停まっていた「こだま」と書いてあった車両は、私の頭の中で、いつの間にか「ひかり号」に変わっていました。

2人席に座れて、荷物を網棚に乗せて、やっとゆったり。
いまハマっている『なぜ宇宙は存在するのか』(野村泰紀 著)を読みはじめました。

品川、新横浜、そして、また停まる。
「あれ? ひかり号なのに、ずいぶん停まるなぁ…」

車内の電光掲示板に出た文字は、
「この列車は、こだま号です」。

東京駅を出て30分。
ようやく、こだま号に乗っていることに気がつきました。

心の中で、さっそく言い合いが始まります。

言いわけじいさん「だって、掲示板が見えなかったんだもん」
正直じいさん「見えなかったんじゃなくて、見なかったんでしょ」

正直じいさんの圧勝です。
宇宙がなぜ存在するのかより先に、自分がどの電車に乗っているのかを考えるべきでした。

とりあえず、長島駅に迎えに来てくれる兄にLINEです。

「ひかり号とこだま号を乗り間違えたので、遅れます。」

すかさず、返事が来ました。

「アホか!!」

6つ上の兄の、愛のこもった(たぶん)ひと言です。

もう乗り換えることもできないし、このこだま号は名古屋行きだったので、そのまま乗って帰りました。
名古屋から関西線に乗り換えて、長島駅に着いたのは18時45分でした。

■ 10日(土)夜:補聴器ゼロの兄弟会

その足で、兄弟の飲み会へ。
近くのうどん屋さん「サガミ」に、久しぶりに5人が集まりました。

メンバーは、
85歳の義理の兄(姉の夫)、79歳の姉、6つ上の兄と、兄のお嫁さん、そして69歳の私。
平均年齢は、ざっと75歳。私がいちばん下っぱです。

なんと、誰ひとり、補聴器をつけていません。
だから、みんなでワイワイガヤガヤ、しゃべるしゃべる。
やっぱり、みんなで遠慮なくおしゃべりできるのは、楽しいですよね。

いろんな話をしましたが、何ひとつ覚えていないところが、またいいんです。

実家に帰って、仏さんにお参りをして、
実家に引いてある温泉に浸かって、心も体もゆったりして寝ました。

■ 11日(日)は、同窓会

この日のお話は、別の記事にまとめました。
ひと言だけ言うと、一次会、二次会と飲みつづけて、すっかり中学生に戻った1日でした。

■ 12日(月)朝:写真をみんなに届けたい

同窓会で、みんなの笑顔を20枚くらい写メに撮りました。
でも、私がLINEを知っているのは、同級生のほんの一部だけ。
「この写真、どうやってみんなに渡そう…」

そこで、朝いちばんにAIのジーニーに相談しました。
教えてもらったのは、こんな方法です。

  1. 同窓会用のグループLINEを作る
  2. その中に「アルバム」を作って、写真を入れる
  3. グループの「招待リンク」をコピーする
  4. LINEを知っている人にそのリンクを送って、「ほかの同級生にも転送してね」とお願いする

こうすれば、私がLINEを知らない人にも、友だちづたいに写真が届きます。
しかも、アルバムは、あとからグループに入った人も見られるんです。

さっそくやってみたら、しばらくして、みんなから
「写真、ありがとう。」
のLINEが、ポツポツと届きはじめました。
撮ってよかった、と思った瞬間です。

■ 12日(月)昼:幼なじみと、二人でお昼

お昼は、幼稚園のころからの幼なじみの家へ。
同窓会の写真を見せに行きました。

一緒にご飯を食べながら、写真を1枚ずつ見せると、
「あ、この人!」
「変わってないね〜」
と、二人で大盛り上がり。

何よりうれしかったのは、幼なじみが明るかったことです。
もちろん、私が行ったから、明るく振る舞ってくれていた部分もあると思います。
でも、それでもいいんです。
「この人の前なら明るくいられる」と思ってもらえる相手でいられたら、それで十分です。

■ 12日(月)午後:目が飛び出た、街角ピアノ

帰り道、名古屋で、リベシティの名古屋オフィスに寄りました。
そこで、たまたま知り合ったのが、Aちゃんです。

自衛隊ネタ、旅行ネタ、ピアノネタで話が盛り上がり、
出会って2時間で、名古屋駅近くのビルの2階にある街角ピアノへ。
お互いに、弾くことになりました。

最初に、私が。
「ピアノがちょっと弾けます・・・」なんて言う方は、だいたい、上手な方ばかりで、

66歳で初めてピアノを始めたじいさんより下手な人なんて、世界中のどこにもいませんからね。

先に弾かせてもらった、私の演奏は、相変わらず、グダグダでした。いいわけですが、名古屋駅の2Fにあるピアノ、けっこう年期が入ってて、鍵盤も補修してあるし、ペダルも踏み込むとキ~コキ~コと変な音が出るし・・・

なんて弾きながら、心の中でいろいろな言い訳を言ってるものだから、
また、一段とグダグダ演奏になっちゃいました。

次にAちゃんがピアノのイスに座って、「直ちゃんは、クラッシックがお好きなようですので・・・」と言われて、ピアノに向かって弾き始めたら、

「アレ? これ同じピアノなの? 音がぜんぜん違う・・・」おまけに、超絶技巧の曲・・・

Aちゃんが弾いたのは、たしかショパンの幻想即興曲?・・・だったと思います。
これが、上手すぎて、上手すぎて!
私の目は、点になるどころか、飛び出しました。

演奏し終わったら、外人の方がブラボーって声をかけて拍手されてました。さすがでした。

演奏の上手いヘタは別として、名古屋オフィスで、出会って2時間で意気投合して、一緒に街角ピアノを弾くなんて。
69歳になっても、こんなことがあるんですね。

■ 12日(月)夕方:帰りの新幹線、3号車のトイレの前で

最後は、帰りの新幹線のお話です。

名古屋から東京へ帰る新幹線は、満員でした。
通路も、トイレの前の通路も、人でいっぱい。
私は、3号車の男女兼用トイレの近くに立っていました。

名古屋駅を出てから、子どもも含めて何人かがトイレに出入りしていて、
そのとき、5歳くらいの男の子がトイレに入りました。

その後、なんとなく4号車のほうを見ていたら、
仕切りドアの窓越しに、誰かに誘導されているような人が見えたんです。

「なんだろうなぁ…」

と見ていると、ドアが開いて、白い杖をついた男性が、こちらに歩いてきました。
そして、閉まっている女性用トイレの前で、止まりました。

ちょうどそのとき、私の目の前の男女兼用トイレのドアが開いて、さっきの男の子が出てきました。

私は、すかさずその男性のところへ行って、

「トイレは、こちらですよ。」

と、手を引いて、男女兼用トイレの扉を開けて、ご案内しました。

その方は、用を済ませると、さっきの男の子と一緒に、4号車へ戻っていきました。
どうやら、親子だったようです。

このとき、私は叫びたかったんです。

「だてに、着物姿でハットをかぶった、見た目だけカッコいいじいさんじゃないぞ!」

……でも、グッとこらえました。
こらえたところまで含めて、今日の私は、ちょっとカッコよかったと思います。

あとで知ったのですが、目の不自由な方をご案内するときは、手を引くより、
「肩か、ひじにつかまってください」
と声をかけて、半歩前を歩くのがいいそうです。
次は、そうして、100点のカッコいいじいさんになります。

まぁ、そんなことを思っているうちに、すぐに私が手を引いてもらう側に回るんでしょうけどね。

■ さいごに:楽しいことは、雪だるま式

この3日間を、ふりかえってみます。

土曜日は、85歳の義理の兄を筆頭に、5人での兄弟会。
日曜日は、同窓会。みんなの笑顔を写メに撮りました。
月曜日は、その写真をグループLINEのアルバムで届けて、「ありがとう」のLINEが届き、
幼なじみに写真を見せて盛り上がり、
名古屋では、出会って2時間のAちゃんと街角ピアノ。
そして帰りの新幹線で、小さなカッコつけ。

楽しいことが、雪だるま式に増えていきました。

でも、雪だるまって、最初の小さな雪玉は、自分で転がさないと大きくならないんですよね。
写真を撮る。届ける。会いに行く。声をかける。

69歳、これからも、自分で雪玉を転がしていこうと思います。
……まずは、乗る新幹線の名前を、ちゃんと確かめるところからですね。

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AI直ちゃんもやっています

パソコンやスマホで「これ、どうやるんだろう」と思ったら、のぞいてみてください。69歳の私が先につまずいて、転んで、起き上がった記録が置いてあります。

▼ AI直ちゃん(シニア・初心者のためのAI入門)
https://ai-naochan.com/kiji/

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