霜月(霜月:11月)の献立の特徴は、何かなぁ…なんて思いながら、お店に行きました。
いつも、「今夜のお料理、何かなぁ・・・」と思いますが、「こういうお料理かなぁ・・・」なんて、具体的に思いついたことは一度もありません。
ただ、今回の「霜月(霜月:11月)のお料理」もそうでしたが、「こんなお料理があるんだ・・・」なんて、必ず驚かされています。お料理って、きっと、無限のバリエーションがあるんでしょうね。
でも、新しいお料理を考える大竹料理長や、野辺副料理長はきっと大変でしょうけどね。
まず、席に着く前に、お店のお花を、パチリ。鶏頭の赤がパンチを効かせていました。

今夜は、私たち2人の席の前に、こんなに可愛いお花と「お誕生日おめでとう❣️」って、メッセージが飾ってありました。

今夜は、Sさんのお誕生日会でしたので、お店の方が飾って下さってました。お料理の前に、粋なおもてなしを頂きました。
今回は、お誕生日会で、いろいろなものを飲みましたので、お飲み物のお話を先に書いて、その後、お料理のお話を書きますね。
最初は、🍸レモンサワーで乾杯して、乾燥したノドを、ちょっと湿らせてから、

主役の飲物の🥂🍾ドラピエ(シャンパーニュ)を開けました。


メインの強肴(しいざかな)では、香りの高いのカリフォルニア産のベリンジャー(カベルネ・ソーヴィニヨン)を頂きました。


次にお料理のお話しをしますね。
最初のお料理は、いつもの「御献立」に載っていない、「健菜(けんさい)」です。
私は、血糖値が高めなので、最初にお野菜を頂けるのは、ありがたいです。おまけに、いつも食べた事のない創作的なお料理で、かつ、美味しいですからね。
【健 菜】
今回は、金時芋と、紫芋をさいの目に切って茹で合わせて、その上に、落花生と胡麻油で揚げた春菊とレーズンを飾ったお料理です。
2種類のお芋の色合いも、食感も、味も違って、おまけに、ピーナッツ、干しぶどう、春菊と、普段のお料理では食べ合わせたことのない「食の組み合わせ」もおもしろく、かつ、美味しかったです。

【霜月(霜月:11月)の御献立】
今の季節を感じさせる「蓮根、菊花、かぶら、カキ、朴葉・・・」なんて言葉が目に付きました。

【先 附】
いつもの、「一番出汁」
色合いを眼で眺めて、「今日は、少し薄いのかなぁ…」なんて思いましたが、香りや味わいは、いつもと同じで、上品なかつお節の味でした。

【前 菜】
・青菜ひたし: セリのおひたしですが、葉の部分だけじゃなく、「根」の部分も、おひたしになっているんです。ちょっと歯ごたえもあり、このお店以外では食べたことのない「おひたし」です。上には、マグロの削り節がのせてありました。
・バイ貝旨煮、・しめ鯖寿司、・蓮根つくね(もみじが上にのっていてはっきり見えませんが・・・)
鶏ひき肉を油で揚げ、それを季節の蓮根で挟んだもので、香り付に山椒も入っていました。蓮根のシャキシャキ感と、油で揚げた鶏ひき肉のもっちり感、食感も、味わいも初めてで美味しかったです。あと、・黄金チーズです。シャンパーニュには、このこってりとした濃厚なチーズがよく合うんですよね。

(セリの根のおひたしです。)

【御 椀】
・ホタテ菊花椀:ホタテの貝柱に切り目を入れて、菊のお花の中心部分を現し、そのまわりの花びらは、本当の食用の黄色と薄紫の菊の花びらと、ネギ、松茸を散らして、お椀の中にお花が咲いたように美しかったです。
一口すすると、松茸のいい香りが口の中いっぱいに広がり、「めでて良し」、「香って良し」、「味わって良し」の三拍子そろった御椀でした。
・

【造里(刺身)】
タイの薄切り、左下がヒラメのエンガワ、真ん中があん肝。こちらも大輪のお花が咲いたように美しかったです。また、あん肝をタイで巻いてポン酢をちょっと付けて頂くと、何とも言えない美味しさでした。

このお刺身を食べているときに、どこからともなく、私たち2人にだけ、こんな素敵で、美味しいものが一品、お皿の上に飛んできました。この濃厚な味わいには、やっぱりシャンパーニュがぴったりでした。

【揚 物】
・かぶら蒸し:蒸したカブに、すりおろしリンゴに、卵白を載せて蒸し、その上に、甘鯛、しめし、ニンジン、海老、きぬさや、ワサビをのせ、ユズ香のチュイールを飾った一品。これも「めでて良し」、「食べて良し」の美しいお料理でした。

【口直し】
広島さんのカキの南蛮漬け:下からカキ、タマネギ、ピーマン、ミョウガ、イタリアンパセリ。南蛮漬けされたカキと、これらの野菜を一緒に、ガブッと頂くと、濃厚なカキのエキスと、酢じめしたお野菜の酸っぱさとがマッチして、美味しかったです。

【強 肴】
黒毛和牛の朴葉焼き:焼いた溶岩盤の上に、朴をのせ、ナス、カボチャ、いんげんをみそ焼きにした、その上に、黒毛和牛を載せ、上にパルメザンチーズをあしらった一品です。
やっぱり、このお料理には、赤ワインですよね。赤ワインは、お味噌料理にもよく合いますよ。


【御食事】
本日は、「豚の角煮の釜めし」でした。この釜飯にも、シャンパーニュは、合うんですよね。
今夜も、1杯目は、ご飯として頂いて、2杯目は、最初の「出汁」をかけて、お茶漬けとして頂きました。同じ釜飯が、「二つの食べ方、味わい方ができる!」日本人に生まれて良かったと思いました。



【水菓子】
・あんずゼリー、マスカルポーネのせ、柿添え
・ほうじ茶あん春巻き
ここまで、たくさん美味しいお料理を頂いて、最後に釜飯を2杯平らげて、「もう、お腹はいっぱい・・・」と思いきや、それでも、食後のデザートは美味しく食べられるんです。人の食欲って不思議ですね~。

今夜は、とてもステキなお誕生日ディナーになりました。せっかくの機会でしたので、無理を言って大竹料理長と3人の記念写真を、みっちゃんに撮ってもらいました。

帰り道、Sさんと、「馴染みのお店があるって、ありがたいですね。」なんて話しながら帰りました。 今日は、心がほっこりするディナーでした。
もう、アトレのお花屋さん「アオヤマフラワーマーケット」は、「ハロウィン」から、「クリスマス」に変わっていました。早いものですね。

みなさんも、お誕生日には、ぜひ、松戸の「懐食みちば」行ってみて下さいね。
きっと、思い出に残るお誕生日ディナーになりますよ~ (*^。^*)


コメント
行きたいなぁ!
僕もアフェートか何かで直ちゃんさんみたいに自動集金システムを構築してだし汁100杯飲みに行きまーす。
スタック細胞はありま~す。
日本の宮田ハムさん、こんにちは。「スタック細胞」って、聞いたことあるけど・・・分からないので、調べました。「STAP細胞とは、正式には「刺激惹起性多能性獲得細胞」といい、人為的な操作によってさまざまな細胞になれる能力をもつようになった多能性細胞のことです。 最終的な細胞に分化した後の体細胞を取り出して、簡単な操作を加えるだけで、多能性幹細胞へと戻るというわけです。」スゴイ細胞をお持ちなんですね。今度、一緒に「懐食みちば」に行きましょうね。
凄い、オルトレキシア!
気合いのハッちゃん、こんにちは。「オルトレキシアって、なに?」と思って、調べちゃいました。「「健康的だと信じられている食べ物」を食べることに極端に囚われてしまう思考や行動のことで、行き過ぎた健康志向によって引き起こされる摂食障害の一種です。」ウゥ・・・、確かに、自分にその傾向があるなぁ・・・って思いました。ありがとうございます。