長月の夜席御献立

一昨日、「懐食みちば」に行ってきたお話しです。

この日は、トライアスロンあけでしたので、起きたのも8時過ぎで、10時半くらいに、朝ごはんを食べ終わりました。
食器を片付けてから、ランシューズを洗いました。
トライアスロンの2ndランのときに、暑いのと、両足がしょっちゅうつってましたので、給水所のボランティアの人に何回も水をかけてもらってて、ゴールするときは、ランシューズがビショビショになってましたので。
このランシューズのおかげで、ヒザも痛くならずに済んでますので、そのお礼も込めて、丹念に洗ってあげました。

その後、やっぱり疲れてたのか、また眠くなって、2時間ぐらい昼寝しちゃってました。

15時くらいに起きて、パソコンで、ブログを打ち始め、16時過ぎに、筋肉痛の体に浴衣をまとい家を出ました。

お店の前で、美の伝道師のSさんと会い、お店に入りました。

席に座って献立を見ると、「長月の夜席御献立」と書いてあって、「9月は、「長月」なんだ…」って思いました。

「なんで、9月は、「長月」なんだろう…」って思ったので携帯で調べてみたら、
「この頃になると、夜が長くなり、月が出ているのも長くなるので「夜長月（よながつき）」と呼ばれます。また稲穂が成長する時期なので「穂長月（ほながつき）」とも呼ばれました。それらの呼び名が略されて「長月」になったといわれています。」なんて、書いてあり、そうなんだって思いました。

さっそく、いつものドラピエを注文して、Sさんとデュアルスロン完走の乾杯をしてもらいました。

グラスのドラピエを一口飲んだときに、改めて、「完走できた。」って感じました。

さて、長月（ながつき:９月）の献立の特徴は、秋の味覚と、目に鮮やかな紅葉（お料理の色合い）でした。

【先　附】
いつもの、「一番出汁」

いつものことですが、これを頂くと、「さあ、これから懐石ショーが始まるぞ！」って、ちょっと身の引き締まる思いがします。

【前　菜】

前菜が運ばれてきて、一番に目に入ってきたのは、紅葉色した「イクラの茶わん蒸し」でした。

次に、イチョウの緑に目がいき、串に刺されたサツマイモの皮のエンジ色、その上の銀杏の黄色と知らず知らずに視線が誘導され、つい、「ゴクリ」としちゃいました。

【御　椀：土瓶蒸し】　

土瓶のフタを開けると、秋の味覚の王様の香りがあたり一面を覆いました。車海老の赤に、マツタケの傘の茶色と、柄の白、三つ葉の緑、すだちの黄色。こちらも、紅葉が舞い降りたような一品でした。

【刺　身】

最初に運ばれてきて、まず、気になったのは、「なに、なに、真っ青な夏ミカン丸ごと盛り付けて、どうするの･･･」と思ったら、

タイの炙りが、三宝柑（さんぼうかん）にサンドイッチされてるんです。それも２段になってました。

いやぁー、何とも贅沢な酸味付けにビックリしました。残った、三宝柑を絞れば、酎ハイが、２杯は飲めそうに思っちゃいました。

【揚　物】

「甘鯛の松笠焼き」は、高温に焼けた油を、ウロコにかけて焼き上げるお料理ですが、鯛の中では「甘鯛」だけができるお料理とのことでした。この、ウロコのパリパリした触感と、白身の部分の柔らかい触感とが同時に味わえる一品です。

また、この甘鯛に付けるソース（たれ）は、海老の味噌を煮込んで濾して作った濃厚な味わいの物でした。私の大好きな魚料理の１つです。

「稲穂のポップコーン」も、白くはじけてるのは食べましたよ。ちょっともみ殻が気になりましたがね。

【煮　物】

鱧のしゃぶ仕立ても、ゆで野菜と合わせて、あっさりしてて美味しかったです。

【強　肴】

強肴は、いつものローストビーフでしたが、今回は、器が変わりました。

丸いお皿に、斜めに銀色の砂浜が横切るかのようなデザインで、お料理は、その銀色の砂浜にだけ盛り付けられている。

ローストビーフの赤が、さしずめ「もみじ」で、ソースの黄色は、「いちょう」かな。この一品でも、紅葉に彩られた里山が想像できました。

【御食事】

「たまご丼」じゃないですよ。「生ゆばあん掛御飯」です。こうゆう風に生ゆばをあんかけにして、ご飯にかけて食べたことが無かったので、新鮮な感じで美味しかったです。赤だし、お漬物と相性がピッタリでした。

こちらは、美の伝道師のSさんが注文された「和風カレーうどん」なんですが、欲張りにも、少し頂きました。見た目には、カレーはかかってないのですが、うどんをすすると、香りも、味も、カレーうどんなんです。こちらも、美味しかったです。

【水菓子】

締めは、「白桃のゼリーと、白ごまプリンと、緑茶」　これだけいろいろな美味しいものを食べてきても、やっぱり最後は、デザートで締めくくられるんですよね。不思議ですが･･･

いつものことですが、食事が終わって、Sさんと、「美味しいものが食べられるって幸せですよね。」の言葉で、締めくくり「長月の懐食みちば」が終わりました。

みなさんも、秋の夜長を楽しんで下さいね～　(^^♪