松戸駅のちょっと離れたところにある「鮨きくよし 松戸はなれ」で、美味しいお寿司を食べてきて、最後に、私の1番の大好きなものを見つけたお話しです。
以前にも一度、美の伝道師のSさんと行ったお店です。
私がSさんに誘われた文句が「季節の新子(しんこ)を食べに行きませんか?」でした。
「新子(しんこ)」を、ネットで調べたら、
【コハダ、コノシロの稚魚】
「シンコはコハダやコノシロの稚魚として知られていて、サイズはたったの4~6cmほど。生まれて4カ月ぐらいの状態のものを指します。その後、成長して7~10cmほどになるとコハダ、15cmまで大きくなるとナカズミ、15cm以上になるとコノシロと呼ばれます。同じ魚ですが名前がどんどん変化していくのはおもしろいですよね。
シンコは漢字で書くと「新子」となり、新しい子ども、新しい小さな魚という意味で、寿司ネタの呼び名として使われています。」 でした。
「新子(しんこ)」の美味しかったお話の前に、お店の紹介と、昨夜食べた美味しいお料理・お魚を紹介をしますね。
「鮨きくよし 松戸はなれ」の、「大将は、ユウキさんで、女将は、トシミさん」です。どちらも、仕事着が、お着物と、「粋(いき)」ないで立ちの40歳代の方とお見受けしました。
17:30にお店に入って、Sさんは、ハイボールで、私は、ビールで、まず乾杯しました。
毎日、暑いですから、最初の1杯のビールは体にしみわたりました。

最初は、酢の物で、その中に、アカガイ、ツブガイ、イワモズクと、きゅうりが。
このお店の売りの一つが、大将の包丁さばきで、この千切りきゅうりも、目の前で、作ったものなんです。
アカガイ、ツブガイにも、繊細な切り込みが入ってて、食べると、ほどよい食感があり、美味しさが口の中に広がります。

次に、高級魚の、ヒラメ、シマアジのお造り。白身でしたので、塩をちょっと付けて頂きました。

次に、中トロ。脂がのってて、口の中でとろける・・・いつ食べても美味しいですよね。

次は、タラバガニのイクラのせ。三杯酢にちょっと付けて美味しくいただきました。

(この写メに、ちょこっとだけ、大将の着物姿が映ってます。)
このあたりで、ビールを飲み干しましたので、次は山形の吟醸酒の超辛口「ばくれん」を頼みました。


次に、初めて食べましたが、平貝(ヒラガイ)を5mmくらいにスライスしたものを、軽く焼いて、海苔で巻いて食べる… なんか焼き餅みたいで、海苔の磯の香りをまとって、美味しかったです。

お店の水槽に入っている平貝(ヒラガイ)。20cmくらいの大きさで、、角(つの)のような形をした貝です。私は初めて見ました。

私は、健康を考えて、毎日、昼食の時に海苔を1枚食べてます。なので、海苔の香は毎日かいでますので、よく分かりますが、このお店の「海苔」は、色も黒く、香りも深くて「上等なのりだなぁ・・・」って思いました。
次のお料理は、「イワシのズケ焼き」これは、お酒が進む一品でもあり、また、白いご飯も欲しくなるお料理でした。口の中で、イワシがとろ〜っと溶けて、口の中いっぱいに広がりました。
大将が言われるのは、「脂がしっかりとのった、今の時期のイワシでないと作れない一品です。」とのことでした。

この次は、ケンサキイカ、ホッキ貝の握り。
このどちらの具材にも、所々に隠し包丁を入れてましたので、ついつい、「そんなに隠し包丁が必要なんですか?」なんて、失礼な質問をしちゃいましたが、
大将は、やさしく、「それぞれの食材の特性があって、ケンサキイカは、このままでは、かたくて食べられないので、裏表に、ホッキ貝は、身の先に隠し包丁を入れるんです。」と教えてもらいました。


お酒が無くなったので、次は、福島の純米吟醸「写楽」を頼みました。


次は、中トロの握り


次は、この時期にしか食べられない、メインの「新子(しんこ)」でした。口に入れると、鼻に抜ける、あの青魚特有の香りが…

ここに、着物姿の女将さんがちょこっと写ってます。
また、お酒が無くなったので、次は静岡の別撰本醸造「磯自慢」を頼みました。


次は、トロたく、スゴっい刻まれてました…
トロと、ゴマの食感が絶妙でした。

次は、卵焼きと、エビのつむぎ入り




最後は、マグロのズケのかっぱ巻きを頂き、赤だしで最後、口の中をさっぱりとしました。

美味しいものを、お腹いっぱい頂いて、お会計を済ませて、「今日も満足❗️」と思ったら、
結局、私たちが、最後のお客さんになりましたので、大将と女将が調理場から出てきてくださいまして、ごひいきのSさんにご挨拶され、その後、大将が、私に、「来店されたときから、この白い靴が、気になってました。」なんて、言われて、
すかさずSさんが、「これ、プラダなんですよ。この人は、プラダが好きで、バッグから、いろいろ持ってるんですよ。」なんて、言って下さいましたので、お二人とも、「そうですか、なかなか見ないシルエットの靴ですものね。」
次に女将さんが、「この竹で編んだバッグも素敵ですね。おまけにミャクミャクも付いていて可愛い。」なんて、褒めてもらいましたので、
私もついつい、「これは、私の同級生の竹細工の伝統工芸士が作ったバッグです。」なんて、話したら、大将が、「やっぱり、ステキなバッグは編み方も違いますね。」なんて、言って下さいました。
今夜は、「新子(しんこ)も美味しかった。」、「日本酒も美味しかった。」でも、1番美味しかったのは、私を褒めて下さった「お世辞(おせじ)」が、「私の1番好きなもの」なのかなぁ・・・なんて思った、お食事会でした。
みなさんの「1番好きなもの」また、コメントで、教えて下さいね~ (*^。^*)
コメント
私の家は京都のとある老舗料亭でした。幼少期の記憶ある頃から普通の労働者が行けないような店にいつも連れていってもらっていました。そのような環境から一流を知る相当なグルメで特に価格の高いものに価値と幸せを見いだしていました。しかし、時代も変遷しその店が倒産するとこになってしまいました。
今では最高でも労働者が行くようなラーメンの老舗や名店にしか行けなくなりましたが、ここで面白い発見をしたのです。これはこれで以前と同じような幸せを感じることかできるのです。過去のブログに誰かが投稿されていましたが、「幸せは心のすぐ横にある。いつでも」でした。
私の一番好きなものは、何でもいい、自分が好きなものだと気がつきました。
駄菓子屋横井さん、こんにちは。「私の一番好きなものは、何でもいい、自分が好きなものだと気がつきました。」ちょっと、哲学的で素晴らしいお考えに気が付かれたんですね。人生において、一番大切なことは、おっしゃるとおり「自分が好きなもの」なんでしょうね。ありがとうございました。