いつもは平日の17時に行ってますので、お店は空いてますが、9/23(火)は、祝日でしたので、17時からのコースでは珍しく満席でした。
いつものように、「今日のお花」をパチリ。本日のお花は、ケイトウ、カーネーション(八重)、木いちご、ユーカリでした。
本日のディナーのお相手は、いつもの美の伝道師のSさんです。まずは、二人とも「こだわりレモンサワー」で、乾杯!

長月(ながつき:9月)の献立の特徴は、やっぱり「秋」ですので、御献立に「松茸」の字も見えますしね。
まずは、御献立に書かれていませんが、松戸の「懐食みちば」定番の「健菜」から。食事の前に、ちょっと、お野菜物をお腹に入れると体に良いということでの、「お店からのご配慮」の一品です。
茹でたカボチャをつぶして、豆腐と混ぜて、また固めて、その上に干しブドウ、クルミを載せて、その上には、揚げたてのクレソンが添えられてました。
【健 菜】

【座 付】
いつもの、「一番出汁」 いつもと同じ、かつおだしのいい香りを楽しみながら、お酒のよう「舌先ですくって、口の両脇に流して」口いっぱいで味わいながら頂きました。これを、頂くと、「夜席の幕が切り落とされた!」って感じがします。

【前 菜】
目で楽しんで、舌(味)で楽しんで・・・ 宮城のアワビのやわらか煮は、特に美味しかったです。

ここで、レモンサワーを飲み干しましたので、Sさんから、「次は日本酒の飲み比べをしましょう」との提案を受けて、「伯楽星(宮城)」と、「澤乃井(東京)」で飲み比べることとしました。
「伯楽星」は、「上善如水(上善は水のごとし)」と言われるようお酒で、とても飲みやすかったです。「澤乃井」は、辛口で、これもこれで美味しかったです。
でも、お値段は、「伯楽星」の方が2倍の金額なんですよね。このお値段の違いほど、味が違うかは、分かりませんでした・・・


【御 椀】
ついに来ました、「松茸の土瓶蒸し!」今年、「初松茸」でした。
食材には、それぞれの個性に応じた、色、香り、食感がありますが、香りの分野で、「松茸」はBest3に入るんじゃないかと個人的には思っています。
「松茸、銀杏、鱧(淡路のハモ)」なんとも秋を感じるひと時でした。土瓶蒸しを半分くらい頂いてから、カボスを絞って、味変を楽しみながら、最後の1滴まで美味しくいただきました。


【刺 身】
今日の造里は、「気仙沼の戻りガツオ」、「稚内のホタテ」、「愛媛のタイのコブじめ」でした。日本酒に合わせて頂くと、「日本人に生まれて良かった・・・」としみじみ感じられました。
「気仙沼の戻りガツオ」は、大竹料理長が真剣なまなざしでさばいていましたから、その味わいも格別でした。


【煮 物】
「豊年まんじゅう」私は、初めて頂きました。里芋と新米を混ぜ合わせ、その中に、海老、帆立、鶏肉を入れて煮たお料理で、おまんじゅうにあんをかけ、その上には、白髪ねぎ、松茸、山葵をあしらい、上に、揚げた蕎麦の実をまぶした一品です。私的には、素朴な田舎料理を感じさせせる食感の1品でした。

「豊年まんじゅう」を頂いているときに、お酒が無くなりましたので、日本酒のおかわりをするか、その後が「強肴」だから、赤ワインにするか・・・ 悩みましたが、「立山」という銘柄の日本酒を頼んじゃいました。また、お食事のときに日本酒は飲めるから・・・なんて思ってです。

【口直し】
お口直しの酢の物です。写真には、よく見えてませんが、蛇腹に切り目を入れた一口大のキュウリの酢の物が、特に美味しかったです。

【強 肴】
黒毛和牛のローストビーフに、秋茄子の山椒味噌。ローストビーフのソースは、あのカツオだしでしたので、和洋折衷の味わいで、かつ、それをほおばりながら、赤ワインをいただく・・・至極の一品でしたよ。

【御食事】
本日の釜めしは、「鮭とイクラごはん」でした。秋鮭のいい香りに、オレンジ色のイクラが目にも鮮やかでした。ここまで、さんざん頂いてまいりましたが、やっぱり日本人なので、「ごはん」が食べたくなるんですよね。



【水菓子】
〆のデザートは、「梨のコンポートと、ざくろアイス」に「ゴマ風味のプリンアラモード」でした。ザクロの実が可愛かったです。

今夜の「長月の夜席」も、とても良かったです。
松戸方面に来られた折には、ぜひ、「懐食 みちば」に行ってみて下さいね。満足すること請け合いですよ。
またね~ (#^.^#)
コメント
国民年金生活者ですが、
死ぬまでに一度でいいから食べてみたいです。
ピカッいち中村さん、大丈夫ですよ。私も年金生活ですが、その気になれば、誰でも食べに行かれますよ。