突然ですが、みなさん、「イチジクの香り」って、ご存知ですか?
スーパーに売っているイチジクに鼻を寄せてかがないと、「どんな香り」って言われても、分かりませんよね。
先日、用があって、千駄木のジュエリーショップのIさんのところに行きました。
千駄木って、下町ですので、平屋で庭付きの建物が、以外と多いんです。
先日は、いつも通る太い道ではなく、その手前の細い曲がりくねった道から、ショップに向かいました。
途中で、10mくらい先の庭木の中にイチジクの葉っぱが見え、「こんなところにイチジクの木があるんだ…」
と、一瞬、思いましたが、
すぐにそんなことは、忘れて、スタスタと歩いていました。
なにも気にせずに歩いていたら、突然、子供の頃かいだ香りが、ぷ〜んと漂ってきました。
「あっ、これ、イチジクの香りだ!」って、思いました。
よく見ると、まだまだ青い、直径5cmくらいのイチジクが何個かなってました。
「こんなに青いのに、香るのかな…
それともイチジクの木からの香りなのかなぁ…」なんて考えてました。
私の実家は、三重県の農家です。
家の東西には、畑があり、野菜の他に、家で食べる分くらいの果物の木が、畑のいろいろな所に植えられてました。
それぞれの季節になると、実が成り、それをおやつ代わりに食べてたのを思い出しました。
実のなる早い順に書くと、
イチジク、桃、梨、ビワ、みかん、柿、ぶどう、りんごなんかのいろいろな果実の木がありました。
ですので、「果物は、木からもいで、そのまま食べるもの。」でした。
もちろん、今は、「果物は、スーパーで買って食べる物」ですから、今思えば、チョー新鮮なのを食べてましたよね。
そのような生活の中で、子供心のイチジクの思い出は、「晴れが続いた時に熟した実は、甘くて、とっても美味しい❣️」ですが、
「雨や曇りが続いた時に熟した実は、水っぽくって、ぜんぜん美味しくない。」です。
今から、60年も前の思い出ですが、
「子供の頃にかいだ、イチジクの香りを忘れてない。」人間の臭覚と、その記憶も、スゴいなぁ…
なんて事を思った、夏の日の夕方でした。
みなさんも、何かの香りをかいで、それをきっかけに、過去にタイムスリップしたら、教えて下さいね〜 (*^o^*)
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