昨夜、毎月1回の贅沢ディナー「懐食みちば」(松戸店)に行ってきました。 一緒のお相手は、いつもの美の伝道師のSさんです。 仕事が終わって、速攻でお店に向かいましたが、電車は、いつもの時間なので、到着も、いつもの17時ちょい過ぎに着きました。
5月から、「みちば」の営業時間が、変わって、前は、夜懐石コースは、2回の入れ替え制で、17:00〜と19:30でしたが、5月からは、17:00〜、18:30〜、19:30〜の3回になり、入れ替えは無しになったようです。 前は、2回の入れ替え制でも、お客さんが入ってたようですが…
17:00〜のお客さんは、私たちの2人だけでした。まぁ、そのおかげで、お店の方といろいろとお話しができました。
飲み物は、いつものドラピエ(シャンパーニュ)を注文し、Sさんと「今月もお疲れさまでした。」と 乾杯で始まりました。
月に一度の贅沢と、ドラピエの色を、目で味わい、香りを、鼻で味わい、味を、口で味わい、最後に飲み込んだ時に、鼻に抜ける香りを味わって、「うまい!」と叫んじゃいました。
さあ、今月(5月)のお料理は、何かな~と思いながら「皐月の夜席御献立」を眺めました。
「とまとのワイン漬け」、「新じゅんさい」、「稚鮎」、「丸茄子」の言葉が私の目を惹き、「さぁ、美味しい食の劇場が始まる!」と心が躍りました、
【先 附】いつもの、「一番出汁」。これも、シャンパーニュと同じ手順で、味わいながら、頂きました。毎朝、私が豚肉の野菜炒めを作るときに使っているヤマキの粉末「ほんだし」とは、上品な味わいが違うなぁ…と、わかったようなふりを心の中で・・・
【前 菜】どれも美味しかったですが、とまとワイン漬けがトマトの甘味と酸味、それに赤ワインの香りがのっていて爽やかな美味しさでした。
【御 椀】薄葛(うすくず)仕立てですので、ほんのりトロッとしてて、アイナメや冬瓜(とうがん)に良く合ってました。お汁を飲む際に、口の中に「じゅんさい」が、ツルンと入ってくる食感が、 また、面白かったです。ちなみに、一番上に結んであるお野菜は、「ぼうふう」とのことでした。 いつもながら、美味しい御椀でした。
【刺 身】金沢のボタンエビ、長崎のアジ、そして中トロ。どれも美味しかったですが、21歳の時、 仕事で金沢に行って、その時に入った居酒屋で初めてボタンエビを食べたことを思い出しました。
【揚 物】一番上が、こごみ、その下の葉っぱは金時草(きんじそう)で、その下は明日葉の素揚げ、それに、稚鮎とすずきの唐揚げ。その下の白みそソースは、エビの頭を砕いて、こして白みそと合わせたソースで、素揚げ物には、うまみのアクセントになって美味しかったです。また、「こごみの苦み」は、新緑の季節を感じさせてくれる一品でした。
【煮 物】煮卸した丸茄子の上に、揚げたエビ、ゆり根、焼いたししとう、針ネギ、その上見えるノリの刻んだようなのは、丸茄子の皮を千切りにして素揚げしたもので、一番上がサンショです。丸茄子はたんぱくですので、かかっているタレとの相性が良かったです
【強 肴】ローストビーフの上にウニ。添えにタケノコとグリンピースと湯葉。温かいあんをかけたのを頂きました。ウニをローストビーフに包んで食べたのは始めてでしたが、美味しい組み合わせでしたよ。ウニの上に乗っているのは、デトロイトマイクロリーフです。これも一緒に包んでいただきました。
【御食事】冷やし胡麻だれうどんにしました。添えは、カモ肉です。冷たいうどんは口当たりも良く、ぺろりと美味しく頂きました。
【水菓子】デザートは、季節のフルーツジュレで、イチゴ、みかん、キウイ、ブルーベリーにミントがのせてあり、下のジュレは、リンゴ果汁の香りと、甘酸っぱさがあり、口に入れると、チョッと口が「シュッ」となるような酸っぱさの感じが良かったです。 また、草団子とあんこときな粉は、ジュレとはうって変わって、和の甘さを感じながら、緑茶でその都度、口の中をリセットして、また、和の甘さを楽しむの繰り返しで、美味しく頂きました。
今夜も、思い出に残る最高の美味しいディナーとなりました。
ちなみに、私が、今、はまってるNHKのEテレの朝7時からの番組「キッチン戦隊クックルン」の冒頭で、毎回、こんなフレーズが流れます。
「平和とは、なんだ!」、「幸せとは、なんだ!」、「美味しいごはんを食べること!」とね。
確かに、このフレーズ「当たってる!」と思いました。
来月(6月)は、どんなお料理か楽しみです。ちなみに6/18(火)17時~で予約しました。
皆さんも、ステキなお食事会をして、幸せな時間をお過ごしください (*^_^*)
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