昨夜は、月に一度の贅沢ディナーでした。
そう、「懐食みちば」での、「水無月の夜席」です。

ところで、みなさん、「水無月(みなつき)」の「無(な)」は、「の」という意味だそうです。
なので、「6月は、水(の)月」とのことですので、一番雨が多い月にふさわしい名前ですね。
似た和風月名(わふうげつめい)には、
「神無月(かんなづき)」の「無(な)」も、「の」という意味ですので、「10月は、神の月」だそうです。
ブログを書いてるおかげで、プチ知識を知ることができました。
昨日のお食事会のお話に戻って、お店の予約は、いつも「17時~」で申し込んでいます。でも、私は、仕事が終わって急いで松戸に帰ってきても、お店に着くのは17:05くらいですので、いつも予約時間より、ちょっと遅れてお店に入ってます。
今回も、お店に入って、遅れついでに、お店に奥に飾ってあるお花を、まず、パチリと撮影して席に着きました。

美の伝道師のSさんは、先に席についてて、美味しそうなレモンの入ったサワーみたいなのを飲んでました。
「何飲んでるの?」って聞いたら、
「新商品のジンベースの生しぼりレモンサワーだよ。」ってことでしたので、私も同じものを注文しました。


まずは、「生しぼりレモンサワー」で、1カ月ぶりのみちばでの「水無月の夜席」に乾杯をしました。
5月に、懐食みちばに来たときに、私が関西万博の話しをしところ、大竹料理長が、「ぜひ、家族で関西万博に行きたい!」と話してましたので、Sさんと乾杯の後、
「ところで、大竹さん、関西万博の予定を立てられましたか?」って、お尋ねしたら、
ちょっと「間」があって・・・
「あれっ…、なんか悪いこと聞いちゃったかなぁ…」なんて思ってたら、
「実は、2週間前に万博に行って来ました。」とのことでした。
大竹料理長も、念願の万博に行けたし、2歳の子どもさんも連れて行ってあげられて、本人の記憶には残らないかもしれないけど、写真には、記録が残るだろうし、
なにより、奥さんが、関西万博に行くのを楽しみにしておられたそうで、楽しく家族で行かれたようで良かったなぁと思いました。
その後も、調理作業の合間に、大屋根リングをベビーカーを押しながら散歩したり、企業パビリオンでの未来体験をされた話しや、
あと、ベビーカーを押してたので、予約さえしてれば、列に並ばずに先にパビリオンに入れてくれました。なんて、いろいろな話しが聞けて、最初っから、楽しくなりました。
そんな、テンションが上がった状況から、「水無月の夜席」が始まりました。
【座 附】
いつもの、「一番出汁」 カツオのいい香りと、雑味のない味。前回、ジュエリーデザイナーのIさんに教えてもらったお酒の飲み方、「舌先ですくって、わきに流す」の方法で味わってみましたら、また、一段と味わいを感じられました。

次は、お献立には書いてありませんが、
【健 菜】が出されました。

奥から、とうがん、水ナス、ヤングコーン、オクラ、湯むきされたミニトマトです。
私が、「とうがん、大好物なんです!」なんて、話から、とうがんの話で花が咲きました。
【前 菜】

奥から、ツルムラサキのおしたし、水無月豆腐の小豆のせ、宮城のアワビ、枝豆、酒かすの揚げ物、黄金チーズです。モミジの緑が、今の季節を表していて、目にも美味しかったです。
ここで、レモンサワーを飲み干したので、次は、新たな「千葉の日本酒 飲み比べ3種」にしました。

もちろん、この3種類のお酒も、「舌先ですくって、わきに流す」の方法で味わいましたよ。味わいは、この小さな日本酒の説明書きに書かれているとおりでした。
この後は、それぞれのお料理・食材と、これらのお酒とのマリアージュを楽しみながら頂きました。
【御 椀】

鱧(はも)の白と、梅つくねのピンクが、紅梅、白梅のようで、お祝い気分になりました。また、この季節は、鱧(はも)が美味しいですよね。梅つくねも食べると梅干しの酸っぱさがあり、なんとも言えない味わいがあり、また、椀のお汁を飲んでると、ジュンサイが「ちゅるん~」って、口からのノドに入っていく感じも面白かったです。
【刺 身】目の前で、さばかれたマグロが、お皿に載せられて出てきました。


本日のお刺身は、〇〇のマグロ(中トロ)、明石の炙りダコ、千葉のスズキのコブじめでした。
お刺身の味に音痴な私ですが、この中トロは、口の中に入れるととろけて、味が口の中いっぱいに味わいが広がるんです。本当に久しぶりに美味しい刺身を食べたなぁって思いました。
ちなみに、私たちが陽気にお刺身を頂いている目の前の調理場では、大竹料理長が真剣なまなざしで、マグロの仕込みをしてました。


【焼 物】竹筒の中の、少し焦げた笹を引き出すと・・・



美味しそうな稚鮎が出てきました。日本酒にバッチリ!って、ここで、飲み比べ3種が無くなったので、飲み比べの一番右側の「岩の井 240」を1合たのみ、稚鮎と一緒に頂きました。
【口 替】

この、うす黄緑色の汁は、翡翠(ひすい)茄子を裏ごして作ったものだそうで、「けっこう手間がかかっています。」とのことでした。確かに、「稚鮎」の味の残ったっ口には、さっぱりとして良かったです。
【強 肴】ひさしぶりのローストビーフ。次は、赤ワイン(ピノノワール:ニュージーランド)とのマリアージュを楽しみました。




【御食事】ここまで来て、最後の炭水化物、釜飯の登場です。やっぱり、日本人は、「米」を食べないと、食事をした気になりませんからね。昨日のことを、いまブログに書いてますけど、これらの写真を見てると、「今夜も食べたいなぁ・・・」なんて思っちゃいます・・・



【水菓子】上が、クリームチーズとマスカルコーネチーズを合わせたものに白あんをのせて、あわふと、しそ実をちらしたもの。下のは、レモンシャーベットのマンゴーソースかけ+ブルーベリーのせ。
「デザートは別腹」って、言いますが、私は、そもそも、こんなにおいしい物は、いくら食べても、「胃は満腹にならない。」な~んて思っています。

いや~、「水無月の夜席」も、ちょ~満足、満足。
いつものことですが、Sさんと「美味しいお酒を飲みながら、美味しいお料理を食べて、ワイワイと話をすること。これが生きる喜びだね。」なんて、話しながら、お店を後にしました。
みなさんも、だまされたと思って、一度「懐食みちば」に行ってみて下さいね。価格以上の「美味しい価値」が味わえますよ。下に、リンクを貼っておきますので。
それでは、またね~ (#^.^#)

コメント