直ちゃんの「懐食みちば( 霜月:しもつき)」

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11月は、昔の言葉で、なんて言うんだったかなぁ…
と思って、Wikipediaで調べたら、最初の画面に、「ベリー公の美わしき時祷書」が出てきました。
たしか、10年以上前に、Bunkamuraザ・ミュージアムで、展覧会があって観に行ったのを思い出しました。

この絵は、「晩秋に落ちたドングリの実を豚に食べさせて、太らせて寒い冬に備える。」そんな当時の生活の営みを描いた作品だったと思います。
あぁ〜、あの頃は、月2回くらいのペースで展覧会に行ってたのを思い出しました。

すみません、「霜月(しもつき)」から、話しがそれちゃいました。

お食事の、一緒のお相手は、いつもの美の伝道師のSさんです。
今日の予約は、17:30〜でしたので、いつもより、1本遅い電車で、のんびりと職場を出て来ました。
それでも、早く着いたので、お店の前のイスに座って、携帯でブログ記事を書きながら、「今日は、どんな食材なのかなぁ…」
去年の11月も来てますが、どんな献立だったのか、まったく覚えてません…
「11月が旬の食材は、カブ、柿…」のほか、名前が出てきません。

(お店に入って)
17:00から営業なので、すでに3組がお食事されてて、キッチンでは、板前さんらが慌ただしく盛り付けされてて、店内は活気に溢れてました。

お店の客席の正面には、こんなにステキなお花が、私たちをお出迎えしてくれました。

飲み物は、いつものドラピエ(シャンパーニュ)を注文し、Sさんと「今月もお疲れさまでした。」と 乾杯で始まりました。

さて、霜月(しもつき:11月)の献立の特徴は、「ベリー公の美わしき時祷書」と同じ、「ドングリと豚肉…」ではありませんよ。

お皿の上に、いつもの御献立

【先 附】 いつもの、「一番出汁」かつお節のいい香りと、コクのある味。いつもの絶品です。

【前 菜】いつものことですが、最初に、このたくさんの種類のお料理が、ちょっとずつ食べられると思うと、「幸せ」を感じるんです。この中で、一番美味しかったのは、奥に見える「アワビの茶わん蒸し」でした。

【御 椀】 「錦蕪」上に乗ってるのが、松茸を素焼きにしたものです。カブで覆ってあるのが甘鯛、車海老、小松菜にユズも包んでありました。お椀を手に取り、口元に持っていくと、松茸の香ばしいいい香りが・・・

【刺 身】 「御造りの朴葉盛り」 上から、北海道のブリ、〇〇の甘鯛、△△の味です。「ブリといえば、富山!」でしたが、海水温の上昇で、「今、北海道でブリがたくさん捕れている」って、NHKでやってました。脂がのってて、大根おろしと、ポン酢をちょっとつけて食べましたが、とても美味しかったです。

【揚 物】「真鱈の揚げ出し」ですが、真鱈以外に白子も揚げてあって、針葱をちょっとのせて食べたら、これも旨かったです。このあたりで、ドラピエを飲み干してしまいましたので、この後のちょっとこってりのメニューを見て赤ワインを注文しました。

揚げ物で、濃い味ですので、赤ワイン(ピノノワール)でも、グッドなマリアージュ(取り合わせ)となりました。

【煮 物】 「あんこう煮つけ」やっぱり、この時期になるとあんこうと里芋が旬の組み合わせですね。

【強 肴】「黒毛和牛ロースト」この懐食みちばで、唯一の肉料理ですので、また、ここで赤ワインのおかわりをしちゃいました。ロースロビーフに赤ワイン、旨い~

【御食事】 「本日の釜めし」は、「ホタテ」を選び、いつもは赤だしですが、ホタテの香りを邪魔しないように、今日はお吸い物とし、最後の1杯は「お吸い物茶漬け」で、最後の一粒まで美味しく頂きました。

【水菓子】「三宝柑盛りフルーツジュレ」と、「くずもちの大納言小豆&きな粉がけ」でした。

最後に、また、とびっきり美味しいデザートが出てきて、本当に幸せな時間が流れました。

今夜も、チョー満足でしたが、こんなに幸せな気持ちが高まっていると、なかなかまっすぐに自宅に帰ることができないもので、途中で、Sさんが今ハマってる、中華の辛い食材を販売しているお店に寄って、
その後、前に行ったことのある、外での「立ち飲みショットバー」で、ジントニックを飲んで、いい気持ちで帰りました。

今、ブログを書きながら、この写真を見て、我ながら「コイツ、ちょ~楽しそう!」って思いました。

みなさんも、美味しいものを食べて、「ベリー公の美わしき時祷書」に描かれているブタちゃんたちのように、寒い冬を乗り切れる脂肪を蓄えましょうね~ (*^。^*)

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