奥入瀬渓流【③コケ散歩ツアー】

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アクティビティのコケ散歩ツアーに行きました。

「コケ散歩」のお話の前に、06:00発の早朝渓流散歩から、ホテルに帰ってきてからのお話をします。

早朝散歩から帰って来て、速攻でレストランに行って、朝食バイキングを食べました。
指定時間は、07:45でしたが、レストランの受付に行ったのが08:10でしたが、「来るのが遅い!」なんては叱られるか、ひやひやしてましたが、大丈夫でした。私は小心者なので、いろいろと言い訳を考えてましたが…
気(心)は小さいですが、胃袋は大きいのと、2時間のお散歩したあとでしたので、こんなに食べちゃいました。

「空腹は、最高のスパイス」とは、よく言ったものですね。
部屋に戻ったのが、08:50でしたので、速攻でコケ散歩の準備をして、服を脱いで、09:30にタイマーを合わせて、ベッドイン…
早朝散歩と、満腹で、すぐに、眠りに…、と思ったら、タイマーが鳴って、服を着てコケ散歩へ。

この「コケ散歩ツアー」が、すっごく楽しかったんです。
何が楽しなかったって、奥入瀬渓流に生えてる、草花、木の名前を教えてもらえたんです。もちろん、コケや、地衣類(ちいるい)もです。

もともと、草花は好きで、けっこう名前は知っているつもりでしたが、山に生えてる木や草花は、ほとんど知りませんでした。
なので、早朝散歩で、写メってるときも、「このお花の名前は?」、「この葉っぱの名前は?」、「この木の名前は?」って、疑問だらけでしたので、「コケ散歩に行ったら、他の人の邪魔にならない程度に聞いてみよ。」って思ってました。


コケ散歩ツアーの参加者は、なんと3人。私が1ヶ月前に予約した時は、6人だったのに。でも、「コレで、たっぷりと質問出来る。ラッキー!」って思いました。
ガイドは、葛西さんて、30代くらいの優しそうで、穏やかな感じの方でした。

私が、「カサイさんて、葛西臨海公園の葛西ですか?」って、お尋ねしたところ、「そうです。でも、出身は、青森生まれです。でも、青森なまりは有りませんので、大丈夫です。」とのことでした。
この会話からも、「葛西さんは、質問しても、やさしく答えてくれそう…ラッキー!」って思いました。
10時に、朝乗ったバスに乗って「雲井の滝」まで。
そう、2時間30分前に、ホテルに帰るために乗った場所です。
今度は、ここから、2時間30分かけて、上流に500m進むとのこと。早朝散歩では、1時間30分で3.5km歩いたのとは大違いです。
「雲井の滝」は、さっきも来たところですが、今度は、解説付きで、「この滝は、南にある広葉樹の山々から流れ出たもので、奥入瀬渓流は、十和田湖の水だけでなく、このようないくつかの山々から流れ出た水が沢となり、小川となり、奥入瀬の断崖から流れ落ちるものが、滝となって出来ているんです。」
コレだけ聞いただけでも、「へぇ〜、そうなんだ。」って思ったのと、この奥入瀬渓流の成り立ちを聞くと、さらに目の前の新緑が輝いて見えました。

もともと、このツアーは、「コケ散歩ツアー」でしたので、歩き始めは、説明の合間に、遠慮気味に、「このお花の名前は?」とか、お尋ねして、その植物の特徴をメモしてましたが、

お散歩しながら、そのメモを見て、「あっ、矢車草だ!」なんて分かってくると、楽しくて、楽しくて!

【コケ散歩ツアーで書き留めたメモ】


次は、「この○○の名前は?」編のお尋ね、回答のやり取りを書きますね。

直:これなんですか?

ガイド:ウワバミソウです。別名「ミズ」とも言います。これは、湯がいて食べられる山菜です。

直:この白いお花はなんですか?

ガイド:ズダヤクシュです。お花が終わると、ちっちゃなさやえんどうみたいな実が付くんです。可愛いでしょ。

直:この「虫取り」みたいなフタのついた植物はなんですか?

ガイド:マムシグサです。秋になると真っ赤な実を、ブドウのデラウエアを逆さまにしたように実が付きますよ。

直:この白いお花はなんですか?

ガイド:ヤグルマソウです。5月のこいのぼりの先っちょに付いてる金具の形は、このヤグルマソウの5枚の葉っぱの形から来てるんですよ。

直:このシダの名前は?

ガイド:「オシダです。」と言いながら、手でシダの形を作って「雄々しいでしょ。」って説明でした。その説明の仕方が、可愛くて、葛西さんを、ちょっと好きになりました。

直:この花は、ハナウツギですよね?

ガイド:こちらでは、タニウツギと呼ばれています。

ここから「木」のお尋ねをしたのですが、葉っぱが高い所にあって写メが取れませんでしたので、やり取りだけ書きますので、想像力を膨らませて読んで下さいね。

直:この木はなんですか? 

ガイド:トチノキです。1ヶ所から、葉っぱが5枚が出てるのが目印です。(ガイドブックを開いて、)こんなお花が咲きます。と見せてもらいました。

3年前の7月に、西表島に行った時に見た「サガリバナ」をひっくり返したようなお花なんだ・・・と思いました。

直:この木はなんですか? 

ガイド:ホウノキです。葉っぱが大きく、1ヶ所から、8枚くらい出ていて、今は白い大きなお花をつけてます。

直:この木はなんですか? 

ガイド:サワグルミです。細い枝に規則正しく葉っぱ並んでいます。

直:この木はなんですか? 

ガイド:カツラです。ハート形の葉っぱが目印です。

(こんなやり取りをしてたら、上から、こんな1cmくらいのお花が降ってきました。)

直:このお花はなんですか? 

ガイド:トチノキのお花です。ちょうど、今頃の季節に花落ちします。

直:この木はなんですか? 

ガイド:イタヤカエデです。モミジの手のひら部分を大きくしたような形の葉っぱで、秋には、黄色に紅葉してとても綺麗です。

直:この木はなんですか? 

ガイド:ブナです。クヌキ形の葉っぱで、「ザ・葉っぱ」ってやつです。(なんか、わかったような、わからなかったような・・・)

ここからは、コケ編です。やり取りは、ちょっと省略して写メをのせますね。ミクロの世界を覗いて、お楽しみ下さい。

【ヒナノヒガサ】

【トヤマシノブゴケ】

【ジャゴケ】

この小さな折れ枝1本にも、コケと、地衣類(白く見えるところ)が、こんなにしっかり育っているって、自然の逞しさを感じました。

ここが、コケ散歩ツアーの終着点でした。

早朝散歩で1.5時間も歩いて見ていた景色ですが、その名前を、ほんのちょっと知るだけで、「草木の見え方がこんなに変わる。」不思議さを感じました。

コケ散歩ツアーに参加して、奥入瀬渓流の草木に魅了されましたので、こんな本を買いました。

「立ちどまるから、見えてくる」 今回のコケ散歩ツアーに参加して、まさに、私の心の声を聞くようなキャッチコピーだと思いました。

来年は、「奥入瀬渓流検定3級」に、挑戦だぁ!   (そんな検定あるのかなぁ・・・)

まだまだ、奥入瀬渓流旅行は続きます。 次は、④で会いましょうね~ (*^^*)

PS:YouTube版 奥入瀬渓流の旅も、よかったら見てね~

  https://youtu.be/QNQ569Urxt4

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