高校1年生のS君の「夏休みの宿題(ボランティア)」の、お手伝いをしたお話しです。
今週の月曜日に仕事場の住宅内を歩いてたら、急に若いお兄ちゃんから、「すみません、1時間くらい仕事を手伝わせてもらえませんか?」と、声をかけられました。
いきなりのことでしたので、「どうして?」と尋ねたところ、
「夏休みの宿題で、何かボランティアをして、その証明として、宿題の書類に、「ボランティアをしました。」って関係者のサインをもらってくることになってます。」
とのことでした。
私は、「ただ、1時間くらいの作業を手伝って、「ボランティアしました。」なんて、つまらないんじゃない。
それよりは、今日、この住宅でプラスチックごみの収集日だったけど、「決められた分別方法が出来てなくて、汚れたプラスチックごみを出した、住人のプラスチックゴミが回収されなかった。」って、自治会長が困ってたから、その悩みを解決するボランティアをしたらどう。」って、話しました。
彼が、「私が、どうすれば良いですか。」と尋ねてきたので、
私が、「今回の問題は、「プラスチックごみの分別が出来てない。」だから、住宅の人が、「分別の基準を、知らない。」だったり、「分別がめんどくさい。」と、思っているかもしれないので、君が、墨田区清掃事務所に電話して、今回の状況を説明して、「ごみの分別資料」を、もらってきて、「住宅全戸(362戸)に配る。」なんてのもあるんじゃない?」って話しました。
「それ、おもしろそうですね。」と彼は答えて、その後、別れました。
2日後の、今日、11時過ぎに、彼が私の職場に来て、「墨田区清掃事務所に、電話し、プラスチックごみの分別の問題をお話しし、今から「ごみ分別の基準資料」を取りに行って来ます。何部必要ですか?」とのことでした。
「ここの住宅は、全戸で、362戸だから、365冊有ればたりるよ。あと、私が作成した「プラスチックごみのお願い」も清掃事務所の方に説明するときに使うと説明しやすいよ。」と言って渡しました。
「はい、わかりました。行ってきます。」
と、元気に事務所から出て行きました。素直な高校1年生なので、話してても気持ちが良かったです。
ここからが、私の腕の見せどころと、自治会長に電話で「今日の状況」と、「自治会長としての、処置の方法の案」を説明しました。
自治会長には、前日に、S君と私の最初のやり取りについては説明しておりましたので、
「今日の状況」として、「さっき、S君が事務所に来て、その後、墨田清掃事務所に「ごみ分別の資料」を、取りに行ってる。」ことの説明をしました。
「自治会長としての、処置の方法の案」の説明として、「S君が、墨田区の「ごみ分別の資料」を、各戸のポストに入れても、私たちのこんなやり取りの状況を知らない住人は、ポストに入っている「ごみ分別の資料」を見ても、何も気に留めないでしょうから、自治会長名で、今回の、「ごみ分別の資料を、各戸のポストに投函するに至った背景と、当住宅の高校1年生のS君が、「汚れのひどいプラスチックごみが、回収されなかった。」そこに問題意識を持ち、その中で、S君が、「自分が出来ること」を見つけて行動してくれた事を、「自治会長名の手紙」を添えて、各戸に配れば、住人の方々の心に響くと思いますが、いかがでしょうか。」とお話ししました。
自治会長さんは、「ぜひ、それでお願いします。」との二つ返事でokをもらいました。
自治会長への電話が終わったのは、12時を過ぎてましたので、すぐにお昼のお弁当を食べて、私の一番の楽しみのお昼寝も我慢して、今回のS君の行動について、「自治会長から住人の皆様へ」の手紙として、S君が清掃事務所から帰ってくる前に書き上げ、自治会長に内容を確認してもらいOKをもらいました。
14時にS君が、365部の「プラスチックごみの分別」資料をカバンに入れて持って帰って来ました。
次に、「自治会長から住人の皆様へ」の手紙内容で、S君の個人情報に関することも含まれてますので、確認してもらって、カラーコピーにかけました。
最初は、二人で手紙を折って、「プラスチックごみの分別」資料に挟んで、ある程度たまったら、S君は、住宅の郵便ポストにそれを投函。私は、手紙の折り込みを担当して、16時過ぎになんとか終わりました。
今回のS君の行った行為の結果は、どのような形で現れるか分かりませんが、S君が最後に、「おかげさまで、夏休みの思い出に残るボランティアの経験ができました。ありがとうございました。」と言われたときは、自分ながら、「なかなか、良い事したんじゃない。」って、思いました。
あぁ~高校生の夏休みの宿題(ボランティア)の、お手伝いが出来て、本当に良かった!(^^)!
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