日曜日の夜中から、お昼までの10時間、ママちゃりに乗って、いろいろ楽しんだお話しの後編です。
03:50ママちゃりで、江戸川の堤防まで行って、星空を見始めたのが
04:27で、ひとしきり夜空を見終えたのは、05:00でした。
この時、悩んだんです。
前から、今日(日曜日)は、ママちゃりで20km先にある、以前にもロードバイクで行った「竹林のカフェ」に行こうと思ってました。
ので、一度、家に帰って、朝寝して、それから、「竹林のカフェ」に行くか?
このまま、「竹林のカフェ」に行くか?
ママちゃりなので、ここからでも2時間くらいかかるかも…
結論は、このまま、「竹林のカフェ」に行こう。朝日も眺められるし、朝焼けの富士山もキレイに見えるだろうから。でした。
早朝5時の寒い中、江戸川の堤防をママちゃりで走ってるのは、私ぐらいでしたが、お散歩してる人には、何人かに会いました。
「竹林のカフェ」は、江戸川沿いの野田橋の少し先にあります。
冬のダイアモンドを眺めながら、また、明けがたの江戸川の水面の感じがキレイだなぁ…と思ったところでは、パチリ、パチリと写メを撮りながら、ペダルをこいでました。
だんだんと明るくなってきて、「星で見えるのは木星だけだなぁ…」と思ってたら、西の地平線上に、薄っすらと富士山が見えてきました。
【木星と富士山】
「木星と富士山のコラボが眺められたなんて、家に帰らずに来て良かったなぁ。」と思いました。
そんなことを思いながら、ペダルをこいでいると、足先が冷たくなってきて、「今度来る時は、厚手の靴下を履いてこよう。」とか思って、ふと、正面東にクッキリとした真っ黒い山が見えてきました。
そう、筑波山です。
「このあたりまで来ると、富士山もそうだけど、筑波山は一段と大きく、はっきり、クッキリ見えるんだ…」って思いました。
星が見えなくなって、空が明るくなって、もうすぐ日の出かなぁ…と思いながら、ペダルをこぎながら、日の出を逃すまいと、何度も後ろ(西の方向)を見てましたが、なかなか、太陽は、登ってきませんでした。
日の出も待っていましたが、そのちょっと前に、「富士山がうす赤く染まる瞬間」があるので、次は、ペダルをこぎながら富士山側(西側)をちょくちょく見てました。
堤防にも、若い男の子が三脚にカメラを据えて、その瞬間の富士山を撮ろうとしてました。
富士山は、3,300mの標高なので、すでにまわりも明るくなってますので、ハッキリとは、わかりにくいですが、
ネパールでは、7,000m級のマチャプチャレや、アンナプルナスの山頂は、あたりが、まだ薄暗いうちに、標高の高い順に、山頂がうす赤く染まっていきますので、より幻想的なんです。
【2019年1月1日の初日の出と、マチャプチャレの山頂(ネパール)】
結局、一番明るい木星が見えなくなってから、約40分かかって、日の出でした。
途中で、「江戸川橋」って名前の橋のところに来て、「ここだったかなぁ…」と思いながらも、「いやいや、、たしか野田橋だったから、まだ、先だなぁ…」と、その橋を横切って、その後も、堤防の道をひたすらペダルをこぎ続けました。
けっこう遠くに、橋が見えてきて、「あれだなぁ…」と思って、近くまで行くと橋自体に大きく「野田橋」って書いてありました。
野田橋の川面では、寒い中州の陸側から冷たい湿った空気が流れるせいか、川面に次々と雲が流れるように、もやが発生して、川面の上を流れていく現象に出会いました。
これもなかなか神秘的な風景でした。
「竹林カフェ」は、野田橋を渡って、すぐに右に曲がって、ちょっと行ったところなんですが、お腹が空いてて、おまけに寒く、温かいもの、特にご飯が食べたいと思ったので、
「野田橋の太い道路沿いには、コンビニか、牛丼屋が、あるだろうと…」と思って、道沿いに真っ直ぐに進みました。
松戸あたりでも、コンビニって、どこにでもあるのに、このあたりは、もっと田舎なせいかお店が無かったんです。
行けども、行けども無くて…
10分くらいは道沿いに走ったと思います。なんて思ってたらセブンイレブンがあって、ホッとしました。
セブンイレブンで、カップヌードルと、おにぎり(ツナマヨ)を温めてもらって、食べました。
体が温まったのと、お腹がふくれて、ホッとしました。
その後、ママちゃりに乗って、来た道を江戸川の堤防まで戻って、「竹林カフェ」に着きました。
着いたのは、07:50でした。
ちょっと疲れたのと、お腹が膨れて眠くなってきたので、お店の人にことわって、陽の当たる「竹ベンチ」に横になって30分くらい寝ました。
ベンチに横たわって、見上げる空は、真っ青で、竹の緑とのコントラストがとても綺麗でした。
この後、陽が当たって、ウトウトとしましたが、足元が寒むて、まともには眠れなかったですが・・・
起きてから、お店の人に声をかけられて、「今日、近くの松伏公園でシクロクロスの大会やってるから、見ておいでよ。」と言われました。
「シクロクロスって、何ですか?」と聞いたところ、「自転車で、定められたコースの丘を登ったり、下ったりして、そのタイムを競う競技だよ。」って、ことでした。
ちょっと疲れてたので、早く家に帰りたい気持ちもありましたが、「シクロクロス」ってのも見たことが無いので、見に行くことにしました。
【公園の丘の展望台から富士山と、筑波山を眺める】
展望台に上がって、少ししたらレースが始まりました。
【18才以下のグループのスタート直後】
【丘の示されたコースを登ってくる一団】
【丘を下る一団】
私も、トライアスロンには挑戦できましたが、「シクロクロスは、ハードすぎて挑戦出来ないなぁ・・・」なんて思いました。
まだ、大会は行われてましたが、帰るのに2時間以上ママチャリをこいで行かないといけないので、10:00松伏公園を後にして、また、「竹林カフェ」に戻って、帰る前の腹ごしらえと水分補給を、味噌おにぎりと緑茶でしました。
10:20 竹林カフェを後にして、自宅に向けてペダルをこぎ始めました。
野田橋から見た江戸川の川面は、「今朝の、川面をわたる朝もや」の風景から、普段の表情になってました。
野田橋を渡り切って、左岸の堤防沿いを、右手に富士山を眺めながら、ひたすら南に下って行きました。
行きと違って、河川敷では、少年野球や、サッカーの試合が行われていて、ときおり、歓声が上がり、スポーツに興じる、楽しそうな人々や、お散歩、ロードバイクを楽しむたくさんの人たちとすれ違いました。
今朝、真っ暗な中、星を眺めていたところに11:45分に戻ってきました。
「同じ江戸川の堤防に立って見る景色なのに、7時間経過しただけで、夜中と、昼間とでは、こんなに見えるものが違うんだぁ・・・」なんて、日頃、思ったことのないようなことを考えました。
「あぁ~、まだ、ひとしきり坂道を登らないと帰れないのかぁ・・・」と、重い気持ちでしたが、「帰ったら、お昼は、なに食べようかなぁ・・・」なんて、ニンジンをぶら下げて、ママちゃりのペダルをこいで帰りました。
12:20家にたどり着き、そのまま、歩いて八柱駅中の𠮷野家に行って牛丼セットを食べました。
その後、帰って来て、歯を磨いて、速攻、ベッドにもぐりこんでお昼寝しました。
「あぁ~、今日は星を見て、富士山を見て、筑波山を見て、江戸川を見て、日の出を見て、シクロクロスの大会を見て、いろいろな事を感じたなぁ・・・。でも、今回の立役者は、50km文句も言わずに走り切ってくれた「ママちゃり」に感謝だなぁ・・・」と思いながら眠りました。
みなさんも、お持ちのママちゃりで、ぜひ、「ご近所ツアー」をしてみて下さいね。
きっと、新しい発見がありますよ~ (#^.^#)
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